サニーはひたすら攻撃を仕掛けるが、ハバネロは余裕の表情を崩さない。
「てめえの攻撃はそんなものか?」
ハバネロはそう言うと打撃攻撃を仕掛けた。

ハバネロの圧倒的な強さに手も足も出ないが、それでもサニーはめげずに立ち向かった。
「ならこれはどうだ!」
ハバネロはそう言うと猛烈な強風を起こした。向かい風にさらされマントがはためきながらもハバネロに近づくサニー。
それをハバネロはほくそ笑むと足元から風を吹き上げた。

「キャアアアアアッ!!!」
下からの風でスカートが舞い上がり、必死に押さえるが、ハバネロはこれをチャンスとばかりに向かい風に変えた。
スカートを押さえるのに気を取られたサニーは後ろに飛ばされてしまった。

サニーは舞台から落ちかけるも必死で踏ん張ると再びハバネロに立ち向かった。
「なんてしぶとい奴だ。ならこれで終わりだ!!」
ハバネロはそう言うと火炎放射で攻撃した。

「熱っ!」
強風で飛んでくる火炎放射は早さが増していて避けはしたものの熱風に怯みかけるが、それでも必死で食らいつくサニー。
するとサニーは何か思いついたのかハバネロの背後に回った。
「正面からじゃビビって攻撃できねえってのか。」
余裕を崩さないハバネロ、するとサニーは背後から強烈な一撃を叩き込んだ。

不意打ちでの攻撃にハバネロは強風を止められずにそのまま舞台から落ち、その瞬間強風は収まった。
こうしてサニーはハバネロに勝利し、地球チームは勝利を収めたのだった。

「くそおおおっ地球に負けるとは!」
悔しさを見せるホット。
「でもまあいいじゃないですか。それにこの俺を初めて敗北させたサニーと戦えたから俺は満足していますよ。」
ハバネロになだめられるホット。

「こうなったら公約通り今までのことは水に流してやろう。これからチョココロネは頭から食うことにしようかな。」
ホットの言葉にサニーは恐る恐るカナタに口を開いた。
「不仲の原因ってもしかして・・・・・・」
「チョココロネは頭と尻尾どっちから食べるのかで揉めてこうなっていたのだ。」
事の発端を聞いた一同は一気に力が抜けたのは言うまでもないだろう。

その後、サニー達は地球に帰ると王室と祝勝会を開き、一連の戦いは幕を下ろしたのだった。

終わり

戻る

TOP